六月六日(土)板橋文化会館にて開催された
佐藤初女さんの講演会に参加してきました。
まずは「地球交響曲・第二番」の初女さん紹介部分の上映。
かねてから見たいと思っていたけれど、なかなか上映されないので
この機会に見られて嬉しかった。
しかし、申し訳ないことに冒頭、ちょっと遅刻してしまい・・・
今度あらためて全編見てみたいと思う。
「地球交響曲」で紹介される「森のイスキア」の様子、佐藤初女さんの行い、全てが美しく
見ているだけで心が清浄になるようだった。
いつもイライラしてくだらないことばかりに気をとられ
俗世の垢にまみれた生活をしている自分みたいな人間も
「こうなりたい」「こういった心もちになるにはどうしたらいい」とガラにもなく殊勝なことを考える。
自然とそうさせるパワーが初女さんにはあるのだと思う。
初女さんは梅干を天日に干す際に、一つ一つの梅がきちんと日に当たるように
何度も動かしたりひっくり返したりするそうだ。
そうやって丁寧に扱った梅はきっと美味しい梅干になるのだそうだ。
このエピソードを見て、学校のクラスと先生みたいなものかなと思った。
一人一人の様子を見て、状態を知って陽をあててくれる先生がいたら
子供は自ら成熟していくのかな、と。
梅干だって一個一個大切にされたら嬉しいんだから
人間ならなおさらなはずだ。
でもやっぱり一人一人が大切にされないことは多く
それに慣れてしまって当然みたいに思い、あきらめている自分もいる。
逆に自分を大切にしろと騒ぐ人もいる。
大切にされる、ということは大げさにもてはやされることじゃなくて
存在を認めて受け入れてもらうことに尽きる思うけど
それすらままならない日常がある。
そんな中で初女さんは
ひたすら他人を受け入れている人だ。
88歳の現在も
来るもの拒まずでひたすら「受け入れる」という活動をされている。
悩みを抱えた人、生きるのが困難な人が次々やってくる。
そんな人たちの話を聞いて、食事を作り、食卓を共にする。
それだけのこと?
でも簡単にできることでは決してないと思う。
偶然、NHKハイビジョンの番組で
佐藤初女さんのことを知り、ものすごい衝撃を受け
ぜひ、ご本人にお目にかかりたいと思いこの講演会のことを知った。
ラッキーなことにチケットも取れて
当日も何事もなく伺う事ができた。
映画の上映が終わり、ついにご本人の講演が始まった。
会場全体が、文字通り固唾をのんで待ちわびる雰囲気。
上手の袖から現れたご本人はふっくらとした上品なおばぁさまだった。
ちいさな巾着袋に講演内容をメモしたものだろうか?
なにか紙を取り出して、ゆっくりゆっくりお話は始まった。
ゆっくり、非常に丁寧にお話されるのだが
よどみなく、内容も整然としていて非常に内容が濃い一時間と少々の時間だった。
お話の内容は「動の祈り、静の祈り」
座ってする祈りでなく、生活をしていくことそのものが祈りになる。
心を尽くして生活していくことの大切さについて。
その後、質問コーナーがあり、休憩中に集めた質問用紙を初女さんが
一枚一枚見ながら答えてくださる。
以外に笑える質問や答えがあって
初女さんのユーモアあふれる一面が見えた。
「初女さんは怠けたいと思うことはないのですか?」
という質問に
「怠けるのが好きじゃないんです。」と・・・
うーんさすが。
私は怠けたり、初女さんが一番嫌いな言葉「面倒くさい」を口癖みたいに
言ったりしてるな・・・・反省。
約30分、一枚一枚丁寧に読んで(意味が通じないと何度でも読み返していた)
端的に、短く、答える様は圧巻だった。
「たくさんの悩みを聞いて、自分もつらくなることはないんでしょうか」
との質問に
「ただ話を聞いて、そうかとうなづくに徹して、必要以上に入り込まないので大丈夫」
という答えが印象に残った。
講演会の後は
「分かち合い」という交流会があっておそらく初女さんに直接会ってサインしていただいたり
握手していただいたりできる時間がもうけられていたのだが
今回は参加せず帰途についた。
文庫本一冊購入。(おむすびの祈り)
また機会があればぜひ参加したい。
著書も少しづつ読んで行きたいと思う。
http://homepage2.nifty.com/chiisanamori/index.htm
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